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5月3日、ニューヨークの国連本部で核拡散防止条約(NPT)再検討会議が始また。会期は28日まで予定。NPT再検討会議は、95年に当初の期限を迎えたNPTの無期限延長を決める運用検討会議の際に採択された「再検討過程の強化」と「原則と目的」に基づいて、5年ごとに開くこととしたもの。再検討会議の3年前からは毎年準備会議を開いている。
※95年NPT再検討・延長会議では3つの「決定」を採択した。@NPT延長に関する決定、A条約の運用検討プロセスの強化に関する決定、B核不拡散と核軍縮のための原則と目標に関する決定、である。
2000年のNPT再検討会議では、@CTBT早期発効及びそれまでの核実験モラトリアム、Aカットオフ条約の即時交渉開始、BSTARTプロセスの継続と一方的核軍縮の推進、C透明性の強化、D余剰核分裂性物質のIAEA等による国際管理と処分、等を明記した「最終文書」が採択することができたが、2005年のNPT再検討会議では01年の同時多発テロ以降の米ブッシュ政権の単独行動主義的政策の影響もあって合意に至らず決裂した。
今回のNPT再検討会議では、オバマ米大統領が「核無き世界」を主張するなかで、前回2005年の失敗を取り戻すことが出来るのかが問われる重大な会議である。楽観はできないが、5日には中東非核化地帯創設をうたった中東決議の再確認を盛り込んだ共同声明を発表、これまで米国がCTBTを批准するまでは批准しないとしていたインドネシアがCTBTの批准手続に入ることを表明するなど、前向きな動きも出ている。オバマ政権が核無き世界を目指すと言っているこの機会を逃すことなく、核軍縮をドドッと前進させたいもの。
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